皆さんこんにちは。活性研の芥川です。
皆さん、運動って大事ですよね?
僕は30代の頃、休日に子どもと一緒に公園で1日過ごした日なんか「すごい充実感!」とか思っていました。
自分は元気で仕事にも集中できるし、子どもとアクティブに過ごしているし、酒も楽しめる!
ちょっとお腹は出てきたし、ぎっくり腰も持っているけどまだまだ行けるぜ!
そして42歳。
まったく仕事に集中できない!
不安感が日中急に襲ってくる!なんか急にドキドキする!
何も楽しくない!
映画も15分しか見れない!
買ったゲームを始めることができない!
未来に希望がまったく持てない・・
そう、男性更年期障害になってしまったんです。
男性更年期を乗り越える!
いろいろ調べると、更年期を乗り越えるために必要なのは
・運動
・休息
・栄養
の3点セット。その中でもとくに「運動」の重要性が語られていました。
しかしですよ、すでにすべてにやる気を失っている自分。
「運動」を始めるやる気なんてあるわけがない。
そもそも今より若く、よっぽど健康なときだって、ジョギング三日坊主ですよ。
とりあえず栄養と休息はできそうだったので、栄養と休息のケアを中心にしていたら、少しだけ運動をする元気が戻ってきました。これはラッキーでしたね。
僕が最初に始めたのは「山登り」
※なぜ山登りにハマったのか、山登りがなぜ男性更年期対策に良いかはまた詳しく書きます。
山登りが良かったのは
どんな体力の人でも自分のペースで達成感を味わうことができる
ということでした。
もう、雀の涙ほどの体力しかなかった自分でしたが、山登りでかなり自信をつけることができました。
しばらく山登りで体力をつけたあと、始めたのはテニスです。
僕は大学時代、いわゆる「テニサー」の部長をやっておりました。しかし上からのサーブもまともに打てないぐらいの底辺テニスプレイヤーで、いつかテニスをきちんと習いたいと思っていたのです。
週一、テニススクールに通い始めました。
まわりは僕よりも年輩の方ばかり。77歳の先輩にこてんぱんにされる日々ですが、これが楽しい!
人とやるスポーツってこんなに楽しいのか!と
中学、高校と陸上部だった僕。
スポーツとは「苦しさを乗り越えたら、結果というご褒美がもらえるもの」という認識でした。
しかし、山登りやテニスと、スポーツのプロセスそのものに楽しさと喜びがあるのだと、この歳になって初めて気づいたのです。
それ以来、僕は定期的なスポーツ習慣を自然と身につけられました。
そして、気づいたら、以前感じていた男性更年期症状のほとんどが、まったく気にならないレベルになっていたのです。
更年期症状が回復してきてとくに嬉しかったのは
・夕方も仕事の集中力が持つようになってきたこと。
・未来の自分に希望を持てるようになって、あらためて長生きしたいと思えるようになったこと
・家族関係がかなり良くなったこと
です。
・・・そう、思っていたのもつかの間、
スポーツは、仕事である
さまざまな要因が重なり、しばらく運動できない期間がありました。
それからまた、集中力が続かない、ちょっとイライラする、眠りが浅い、といった症状が感じられるようになってしまいました。
(若い頃の自分と比べると、明らかにストレス耐性は落ちていますね。)
栄養、休息は意識して行動していたので「心身が落ち込み切る」というところまでは悪化しませんでしたが、早急にスポーツを再開させなければならないのは明白。
やはり、山登りが起点になりました。
体力はかなり落ちていたことを実感したものの、その週からメンタルが劇的に改善されました。
このときから「スポーツができなかった週とそうでない週の違い」を観察してみると、スポーツができた週は、仕事の満足感がかなり高いことがわかってきました。(正確には、スポーツができなかった週の仕事の満足感や進捗感がかなり落ちる)
ここで僕は気づきました。
「スポーツはもはや仕事だ」と。
今、僕はスポーツを空いた時間にやるのではなくて、水曜日の午前中をまるっとスポーツの時間に充てています。
テニススクールの時間割を水曜午前中に固定してしまいました。
以前の僕は「スポーツは、仕事終わり(や始まる前)、休日とかにやるもの」と考えていました。
優先度は
仕事>スポーツ
でした。
しかしながら、今の優先度は
スポーツ>仕事
です。
それぐらい運動は重要になってしまいました。
なぜなら、運動をしないと仕事ができなくなってしまうからです。
自分がまさかそうなると若い頃は思っていませんでした。
意識が高いとか低いとかそういう問題ではなく、死活問題なのです。
何もしなくてもお金がもらえるのなら、仕事ができなくなってもいいのですが、
自分で事業を起こしている以上、仕事ができないと収入はあっという間に先細ってしまうので半端じゃない危機感があったのです。
運動は大事なんてもんじゃない
冒頭で僕は話しました。
「皆さん、運動って大事ですよね?」
しかし訂正させてください
「皆さん、運動は死活問題です」
大事なんてものではないです。それ以上。
30代の自分なんて「運動大事だよね」なんて思って、ろくな運動していない。運動した気になっているだけ。
やったほうがいい、ではなく、やらねばならない。やらないと死ぬ。
そして運動習慣をつけるためには
・人生のメインの時間を当てる(空き時間ではない)
・継続しやすい、楽しくなる運動をやる
の2点に注目することをおすすめしたいです。
体型とか脂肪肝とか内臓脂肪とか血圧とか、そういうのを改善するために運動をするのではなく
メンタル、幸せのために運動を続けていきましょう!
(結果として、体型も数値も改善していきます)
40代からでも、50代からでも、60代からでも、いつでも始めることは可能です!
なんといっても僕は77歳のテニスプレイヤーにボコボコにされていますからね〜!
Takeshi Akutagawa
株式会社活性研 代表取締役/芥川 武
40代半ばから始めた趣味は「山登り」「テニス」「自転車」など。皆さんと一緒に100年時代を楽しく乗り越えていけるように日々挑戦しています。