皆さんこんにちは。活性研の芥川です。
僕がかつて「もしかして自分は男性更年期障害かも」と思っていろいろ調べたとき、「男性更年期の症状が出やすい人」という情報を見つけました。
そこには
「真面目で頑張り屋の人がなりやすい」
と書いてあり、
「おぉ!これはまさに僕のことじゃないか」
と感じたのですね。
(※あくまでも、自己評価ということでお許しください)
でも一方、「なんで僕みたいな人は男性更年期症状がでやすいんだ?」という疑問もでてきました。
その後、更年期についていろいろと調べたり、お医者さんから話を聞いたりする中で
「なぜ、真面目で頑張り屋の人が男性更年期の症状に苦しむのか」
がわかってきました。
真面目で頑張り屋で一生懸命働いている(※自己評価)あなた!
このままほうっておくと、僕みたいになってしまうかもしれませんよ!
テストステロンが減る理由をおさらいしてみよう
男性更年期障害は主に男性ホルモン「テストステロン」が減少することで起こる様々な不調のこと。
テストステロンが減少する大きな理由は「加齢」と「ストレス」と言われています。
しかし「真面目で頑張り屋」の人が更年期障害になりやすい理由としてはちょっと説明がつきにくい。
加齢は多少個人差があれど、万人が老化していくし、40代〜50代は多少なりとも社会的ストレスを持って生きているものですよね。
でも実際、多くの方に話を聞くと、男性更年期の症状に「すごく苦しむ人」「そうでもない人」がいるようなのです。
それってどういうことなのでしょうか?
男性更年期の諸症状を感じる仕組みに原因があった
先日、友人のお医者さんと話したときにこんなことを教えてもらいました。
「明らかに男性更年期の症状で苦しんでいる人がいて、血液検査したらテストステロン値は普通だったんですよね。」
「男性更年期障害って、そもそものテストステロン値とのギャップで感じるものなんだけど、治療の基準では更年期障害と認定されなかったんですよね。」
「(つらそうなので)せっかくだからテストステロン打っていきますか?と話をしたんだけど、その患者さんは「いや、いいです」ってなっちゃった。患者さんの助けになれなくて申し訳なかったなと思ったんですよね。」
※更年期治療を行っている泌尿器科に行くとまずは血液検査をするのですが、テストステロンが基準値を下回った場合は「男性ホルモン補充療法」を保険適用で受けることができます。
基準値を下回らない場合は、自費診療となりますが「男性ホルモン補充療法」を受けることもできます。
この話を聞いて、目からウロコだったのは
・テストステロンが十分出ていても、更年期障害に苦しんでいる人がいるんだ
・更年期症状ってテストステロン変化(ギャップ)が大きい人が陥りやすいんだ
ということです。
そこから、
「あれ?もしかしてテストステロンギャップが大きくなりがちな人と、そうでない人がいるの?」
という話になりました。
そもそもテストステロン分泌量には個人差がある・・!
先生の話を聞くと
「そもそも、ベースのテストステロン分泌量は個人差が結構ある」
とのことでした。
更に詳しく話を聞くと「生まれながらの体質」や「後天的な環境」によるみたいです。
後天的な環境とはどういうことか。
テストステロンを分泌しやすい人生。例えばスポーツに打ち込んできた人などはテストステロン分泌量が高くなるらしい。
テストステロン値が高い人の特徴を調べてみると・・・
・目標を定めて達成しようとする傾向がある
・意欲やチャレンジ精神が旺盛。競争心が強い
・異性に対して積極的。テストステロン値が高いとモテやすい(?)
なるほど。恥ずかしながら更年期症状が出る前の僕は、まさにこんな性格でした(モテやすい除く)。
※異性に対して積極的なのはおいといて、性欲は強めだったと思います。
僕は自分が「頑張れる才能がある」と思っていたのですが、どうやら、先天的にテストステロン値が高かっただけの可能性がでてきました。
30代半ばまで、テストステロンの「バフ」がかかっていただけだったのに自分の実力だと勘違いしていたのかもしれません。
※「バフ」とは
ゲーム内で一時的にキャラクターの能力を強化すること、または強化する効果を意味し、「デバフ」は反対に弱体化させることを意味する。
(アミューズメントメディア総合学院 サイトより引用)
つまりどういうこと?
テストステロン値が高い人は、真面目で頑張り屋の人生を歩んでいる可能性が高い。
このような人はチャレンジや競争の果てにいつの間にか
「大変で、困難で、責任が求められる環境に身をおいてしまいがち」
ということです。
そして40代(早い人は30代半ば)、テストステロンのバフが消えてしまうのです!
加齢によってそもそもテストステロンは減るのに、身をおいている環境がストレスになり、更にテストステロン減少を加速。
できると思っているのにできなくなっていく状況が更にストレスに。
これはあたかも「テストステロンデバフ」状態・・・
急に自分が「弱体化の呪い」をかけられたような感覚に陥ってしまう。
これが「ギャップに苦しむ」ということなんですね。
ちなみに、プロスポーツ選手が引退するとうつ症状を発症することが多いらしいのですが、これはまさにテストステロンギャップが発生しているのだろうと思います。
また、テストステロンの代名詞のようなボディビルダーの多くが減量期にうつ症状を発症するとのこと。
テストステロンギャップ、恐るべしですね・・・
バリバリおじさんが次に進む道
テストステロンバフ効果が切れたおじさんは、テストステロンが出やすい環境を意図的に作っていくしかありません。
やっぱりそれは「運動」「栄養」「休息」「ストレス回避」
これまでと違う働き方で、より高い成果を出せるように、ストレスを回避できるような働き方ができるように、考え方を変えていくのがベストでしょう。
でもこれが上手くできればあと20年、良いパフォーマンスを出す人生が送れる可能性が高まりますよね。
いまと同じやり方で頑張ると、どんどんテストステロンは出なくなっていきます。
「頑張って成果を出すおじさん」
から
「頑張らないのに成果が出てしまうおじさん」
に変えていくしかないですね!
そんなおじさんになれたら、たぶん周りの人たちもハッピー。
憧れの存在になれるかもしれないと思ってます。
一緒に頑張りましょう!
(つい頑張ろうとしてしまいます・・・これが良くない)
Takeshi Akutagawa
株式会社活性研 代表取締役/芥川 武
40代半ばから始めた趣味は「山登り」「テニス」「自転車」など。皆さんと一緒に100年時代を楽しく乗り越えていけるように日々挑戦しています。