皆さんこんにちは。活性研の芥川です。
突然ですが、僕、頭頂部が数年前から薄くなり始めております。
先日友人の医師(身長190センチ弱)とエレベーターに一緒に乗っていたときのことです。
僕「このエレベーター乗るの嫌なんだよね。(エレベーター内のカメラが)ちょうど僕の頭頂部映すから」
医師「あぁ〜。ちょうどいい(ハゲかた)ですね!」
僕「え?ちょうどよいってどういうこと?」
医師「今なら全然生やせますから。進み過ぎちゃうと難しくなってしまうんで。」
なるほど、生やす観点から「ちょうど良いハゲ具合」というのがあるんだなと感心しました。
最近は色々な治療方法があるとのことなので、近くチャレンジしてみようかなと思います。
それはさておきな、ここで表題に繋がります。
もしかして男性更年期対策も、早いほうが良いのではないだろうか?ということです。
考えてみると、やはり早いほうがどうも良さそう。
ぱっと思いつくだけでも次のような理由が見つかりました。
睾丸の細胞が衰える!
男性更年期障害の主要因は、男性ホルモン(テストステロン)分泌量の減少。
男性ホルモンは主に睾丸のライディッヒ細胞で作られます。
このライディッヒ細胞、増殖が難しい細胞とのこと。
残念ながら加齢により睾丸のライディッヒ細胞は萎縮し数が減少します。
更にストレスなどの要因がライディッヒ細胞の減少を加速させてしまいます。
一度失ってしまったらなかなか戻せない。それが睾丸の細胞なのですよね。
できるだけ、細胞が減らないように維持したいところ。
ところで、運動などの適切な対策を行うと脳からのテストステロン分泌命令の発令回数が増えるのですが、これがライディッヒ細胞の増殖に関連しているとの研究報告もあるようです。
まだ睾丸の細胞が元気でいっぱいあるうちに、できるだけ減らさないように対策を始めることは大変意義のあることではないでしょうか?
認知のゆがみ
僕の実感でもあるのですが、おじさんは認知がゆがみます。
誰しもそうだろうと思うのですが、自分の都合の良いように世の中を認識しています。
心身が健康だったときと、「頭が回らない」「イライラしやすい」「疲れやすい」そんな体調のときの世の中の見方はかなり異なっていくでしょう。
自分でも気づかないうちに、ひねた見方で世の中を捉えるようになってしまいます。
僕は「人間社会は助け合いが前提に設計されているんだなぁ」と感じているのですが、人間社会へのアクセス力が徐々に失われていくんですよね。
助けを借りる力が衰えていくと言っても良いかもしれません。
これは生きていくうえでかなり不利な状況に陥るんのではないかなと思っています。
この認知の歪み、進み切る前にもとに戻しておきたいところですが、ゆがみの奥地に進んでしまったら戻すのがなかなか大変。
僕ももっと早いうちに対処できていたらなぁと思います。いまだに認知の歪みを感じます。
周囲との関係立て直し
周囲の人の自分への認識も少しずつ変わっていきます。
例えば、とっつきにくい人だと思われたり、相談する相手ではないと思われたり。少しずつ距離が空いていくんですよね。
僕は一番ひどいときは、家族から「冗談を言う相手じゃない」と認識されていました!
先ほど上げた「認知のゆがみ」を改善していくには周囲の人との関わり方が大変重要。
改善を助けてくれる環境が少しずつ失われていくんですよね。もちろん自分じゃ気づきません。
自分より先に回りが「あれ?この人ちょっと最近おかしいかも?」と気づいているものですからね。
苦言を呈してくれる人がいなくなってしまったらかなり厳しいです。
運動機能の低下
言うまでもなく、運動機能が低下すると運動をすることが億劫になっていきます。
ものすごいネガティブスパイラル。
加齢で運動機能の低下は加速していくので、どんどん運動しにくい心身が形成されていきます。
運動はテストステロン分泌回数を増やすだけでなく、ストレス解消や、エネルギー産生の増加にも関わるので最も重要です。
まだ比較的若く、パワーがあるうちに運動は習慣化していくべきでしょう。
若いうちに習慣化するのと、年を取ってから習慣化するのでは習慣化のハードルが全く違ってくると思います。
対策が早ければ早いほど、高い健康水準を維持しやすい?
運動能力にしろ、認知にしろ、人間関係にしろ、ピークに近ければ近いほど、対策を行うと高いパフォーマンスが維持しやすくなるわけです。
図にするとこのような感じでしょうか。
肉体的・精神的・社会的に良い状況に近いほど、対策を取り始めた直前の状況に戻しやすくなり、戻したレベルを維持しやすくなるんだろうなと思います。
(もちろん、人によりピークの年齢や状況は異なります。)
心はいつまでも若いつもりだ!と思っていても、肉体や環境に心はかなり引っ張られていきますからね。
自分の心身が(文字通り)不毛の地になる前に、早めに対策をやっていきましょう!